りょん日記ーアフリカ編・完!
モロッコ:2/13-24
前回かなり真剣に書いたから、もうモロッコ編はこれで終わらせます。笑 神回と呼ばれる(1人に言ってもらっただけですぐ調子乗る私)前回ブログを見逃した方は是非読んでね!文章の質にムラがあるのはご愛嬌♡
サハラ砂漠ツアーはリアドマムーシュで!
「おい!そこのお前!お前のことだ!!!!!いいからさっさとラクダに乗るんだ!!!」
そんなドSなガイドとはじまったサハラ砂漠ツアー。っていうのはただの冗談で、たまたま撮れた写真にアテレコしただけ。
「ハイ、チーズ!」と「トットリサキュウ!」を巧みに使いこなす面白くて親切なガイドさんと一緒にしゅっぱーつ!
この日のツアーはフランス人カップルと日本人のユミコさん!フリーのヘアメイクとして働くユミコさんに色んな話を聞く。働く女はやっぱりかっこいい。いつか一緒に仕事ができれば最高だな、、、!
ユミコさん、とあるベルベル人スタッフにすごく慕われていて、
「国際結婚しときましょ!モロッコ永住。」
「トドラ渓谷日本人宿、のりこハウスに対抗してユミコハウス作りましょ!」
「名物は和風タジン鍋で決まりですね!ポン酢と柚子胡椒で攻めていきましょう!」
っていう妄想トークで大盛り上がりした。
降りる時、ラクダちゃんがかがむのがめちゃ怖い。
相手にしてくれないラクダちゃん。ちなみに砂の上の黒い点は全てラクダちゃんのうんぴ。
今回の砂遊びのテーマは、「絶望」。
く、くそっここまでか、、、の図。#バックパッカー #バックパッカー女子 #旅好きの人と繋がりたい #世界一周#モロッコ#サハラ砂漠#砂漠
夜ご飯の後はベルベル音楽を聴かせてもらう!楽しい!
安定の「世界の日本人妻は見た」シリーズ。
星はやっぱり天気のせいで期待していたほどは見れなかったけど、満足!だけどいつかベストシーズンにリベンジしにきたいぜよ!!!!!
ラクダツアー行くなら、絶対にここ!リアドマムーシュがオススメ!!!!!
真ん中のモハさんは飯田橋にあるタジンやとモロッコを往復する生活をしていて日本語ペラペラ。ホスピタリティ溢れる素敵な宿でした!!!!ツアーで一緒だったユミコさん、そしてもうすぐ社会人のアイキくん、タジンやで再会できる日を楽しみにしてまーす^^
青の街、シャウエンへ
あおーーーい!
あおーーーーーい!
アオーーーーーイ!
どこ歩いても可愛くって、相変わらず可愛いの四段活用してお散歩。
なんで青いかっていうのは諸説あるそうで、神聖な水をイメージしてるとか、虫除けにしてるとかっていう話を聞いた。
こんなにラブリーでメルヘンな場所なんだけど、実は麻薬の街としても有名らしく、歩いてると「ハシシ??」とよく声をかけられた。
街には猫もいっぱい。みんなあったかいとこ知ってるもんだ。
猫と散歩!
この魔法使いみたいなとんがり帽子かぶってる人もたくさんいて、マジでおとぎ話の世界だった。
わ!青く塗ってるおばちゃんはっけーん!いいないいな!私もやりたい!!!!
「やらせてー!」をボディランゲージで伝えると、快諾してくれた!!笑
これは貴重な体験。シャウエン大満足!!!!
モロッコ最後の街、タンジェ
この街にきた目的は、スペインにフェリーで行くため!!!一泊だけして遂にアフリカ大陸を出発する。
タンジェには旧港と新港の2つがあって、それぞれスペインでの到着する港が違う。
私は安いフェリーが出てる新港→アルヘシラスのルートを選択。
新港までは鉄道駅前から出てる「I3」のバスで行ける。この情報をブログに載せてくれたお二人に感謝!
モロッコースペインを船移動お考えの方、詳しい情報載っているこちらを参考に!
タンジェ港ではたくさんの自動車を見ることができた。yukaさんが、タンジェは自動車産業が盛んなんだよ〜と教えてくれたことを思い出す。
そうか、玄関口だもんなー。
ってことで、 グッバイ!!モロッコー!
グッバイ!!アフリカ大陸ーーーーーー!!!
次アフリカ来るときは絶対ケニアのサファリとバオバブの木を見にいきたいぜーー!
サハラ沙漠とアルケミスト
モロッコ:2/13-2/24
マラケシュから砂漠の街、メルズーガにバスで向かう。
途中休憩で降り立った場所に、何やら見覚えのある花が咲いていた。
桜だ!つい先日、元バイト先のミスドの先輩がわざわざ早咲き桜の写真を送ってきてくれて、「日本の春のおすそ分け」をしてくれた事がすごく嬉しかったことを思い出す。
だけど実はこれ、アーモンドの木であることが後にわかった。インスタに写真を載せると私がアーモンドの木を見て日本の春に想いをはせるように、日本に住むアラブ圏の人たちは桜を見て故郷を思い出すことを、MPerのショウコが教えてくれた。
アルケミストとの出会い
世界中で愛されるアルケミストは羊飼いの少年サンチャゴがスペインからモロッコに渡って、サハラ砂漠を旅してエジプトに宝物を探しに行く物語だ。
そのサハラ砂漠の目の前まできた。天気はあいにくの曇りだけどそんなことよりも大好きな物語の主人公が旅をした、同じ場所にこれた喜びの方が優っていた。
世界一周に出ようと決めた後、数々の奇跡体験が私の身に起こった。自分でもはっきりと、「これは追い風だ」って実感できるほど。「全世界が私の旅立ちを後押ししてくれているに違いない!!!!」と本気で思うスーパーポジティブ野郎だった。
誕生日を迎えた8月末。2年ぶりに連絡を下さったとっても尊敬する社会人の大先輩がいた。Sさんはわざわざ大阪出張の際に時間をとって下さって、退職のこと、今後の展望を聞いてくれた。さらに世界一周経験者の知り合いがいるからと、東京に住むKさんを紹介をしてくれた。
Kさんとお会いできたのはもう大阪の部屋を引き払って実家に帰ってきたあとだった。初対面の人に会うのは、こんな私でもいつも緊張するのだけど、”豪快!”って言葉が似合う、たくさん笑うKさんのおかげで、私はすぐにKさんに心を開かせていただいた。
そのKさんに、旅関連の本ならばとおすすめしてもらったのが、「アルケミスト」だった。
仕事のお昼休みに時間を割いてくださったKさんとは固い握手を交わして別れた。
しばらくしてからお礼の連絡を入れると、
「ギュッと手を握ってくれたのが印象的で、いい旅になるって確信したよ」
と、旅人の先輩に言ってもらえたことがすごく嬉しかった。
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別れ際に握手をする習慣、これは後輩のレイに教えてもらった。久々の再会は私の最終出勤翌日に、彼の転職相談に乗るという、何ともびっくりなタイミングだった。当然彼も久しぶりに会う私が有給消化を始めたばかりの身であること、これから旅に出ることに驚いていた。
どうなるかわからないけど、なんだか面白くなりそうなお互いの健闘を祈った。「また会いましょうね!」そう言って別れ際に梅田の改札で差し出してくれた手が何だかすごく嬉しくて、強く握った。握手っていいな〜と思った。
「あんた、レイくんに変なこと吹き込まないでよ」という、うちのおかんの不安はめでたく的中し、それから数ヶ月後にレイは希望の転職先に就職。
一般的にみたら安定を捨てるような彼の撰択は当初彼の母親を困惑させた。そして突然の退職と旅宣言を受けたうちのおかん。そのために母親同士が、「ちょっと聞いてよ奥さん!」的な流れで数年ぶりに連絡を取り合えたことを教えてくれた。
「多少はショックだったけど、おかげで久しぶりに〇〇さんと話せてすごく嬉しかったわ。自分の子どもの小さい頃の姿を知ってる人がいるっていいもんね〜。」なんておかんが言うもんだから、やっぱりこの人の子どもに生まれてよかったなあと思った。
そんなことがあって以来、別れ際の握手は習慣化した。旅に出る前も、旅の最中も、もしかしたらこの人と会うのはこれが最後になるかもと思って、力を込めるようにしている。だから、Kさんがそれを感じ取ってくれたことが尚更嬉しかった。
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アルケミストをすぐに買って読み始めると、
今の自分の状況にぴったりで、なおかつ勇気づけられる文章に数多く出くわした。
”自分が何を欲しているか知らなくてはならない
人が本当に何かを望む時、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助けるのだ ”
当初転職を考えていた私だが、仕事という枠を取り払ったときに今一番やりたいことは何なのか、とことん考えた結果が旅に出ることだった。このタイミングでそれきたか、、、という出来事も重なり、久々に禿げそうなくらい考え出した答えに対して待っていてくれたのは奇跡体験の連続だった。だからこの文章に出会った時は驚くと同時に妙に納得してしまった。
でも、私がアルケミストの中で一番好きな文章はこれとは別にある。
主人公が旅の序盤で泥棒にあうんだけど、その状況を彼は、
”彼は自分のことをどろぼうに会ったあわれな犠牲者と考えるか、
宝物を探し求める冒険家と考えるか、そのどちらかを選ばなくてはならないことに気がついた。「僕は宝物を探している冒険家なんだ」と彼は自分に言った。”
ちょうどこの文章に出会う前にNHKの番組でアドラーの「人生の意味の心理学」というものに出会えていたおかげで、頭の中の点たちが繋がっていくような感覚になった。
この「意味付け」とは、人はそれぞれ意味付けをした独自の世界に住んでいるということ。例え同じ出来事が起きたとしても、それを自分の中でどう意味付けるかで世界は全く別のものになり、行動も変わってくるということ。
番組紹介のHPの文を引用させてもらうと、
『過去の経験が私たちの何かを決定しているのではなく、私たちが過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって自らの生を決定しているとアドラーは考えます』
まさにaha! momentってやつだった。
過去は変えられないけど未来は変えられる。というのは過去は変えられないけど過去の見方を変えることで未来への行動を変えられるってことだったんだね!
過去の失敗と未来の失敗はなんの因果関係もないわけで、行動しない理由を過去の経験にするのは行動を起こさない自分を正当化したいだけだったことに気がついた。変わりたい変わりたいと口で言ってるだけだった頃の自分を思い出すと同時に、「変わろう!」と決心して自分の環境をガラリと変え、心の声に従って行動したおかげでこんなにも素敵な出会いに恵まれる事ができたのかと思った。
何か1つ、誰か1人として欠けていたら、私はサハラ砂漠でこんなにも幸福感を味わうことはなかったと思う。改めて、素敵な出会いに恵まれた旅が続けられることを周りに感謝した。そして、一歩を踏み出せた自分を誇りに思った。もしまた怖くなってしまったら、本の中の錬金術師の言葉を思い出そう。
「学ぶ方法は一つしかない」
「それは行動を通してだ。」
マラケシュで製麺所開業!?
モロッコ:2/13-2/24
もうね!モロッコはサクッと書いちゃうわよ!怒涛の更新で見逃してもらうと悲しいから前回のブログ貼っとくね!
北アフリカの先住民族である、ベルベル人の言葉で「神の国」を意味するのがマラケシュ。マラケシュの旧市街はメディナと呼ばれていて、かつて外敵から守るため築かれた城壁で囲まれている。また、その中にいくつもの砦があったりで、本当に迷路みたいだったー!ちなみに旧市街は世界遺産に登録されてるんだー!
モロッコ飯への誘い。
マラケシュでは、とにかくメディナの中をぐるぐる歩きまわり、雑貨屋さんを見て回り、お腹空いたらご飯食べ、そして可愛いカフェに入ってお茶する。みたいな日々を送ってた。
逃げ恥ゆりちゃんがハマったと言っている、ハリラスープ。モロッコ人にとってお味噌汁的な存在。
一応カタツムリも食べといた!味は普通!
オサレなカフェでお店の人がとってくれた一枚。モロッコはとにかく絨毯が可愛いいんだよな〜。
マラケシュの旧市街内で一番盛り上がるフナ広場という場所にはたくさんの屋台があって、、、
思わずオレンジジュース屋さんになっちゃいました!!!
なんかこういう運、持ってんだよな〜!笑
可愛いの四段活用
マラケシュは雑貨天国だ。女子旅には外せない。まあ荷物重すぎるからて何も買わなかったけどね!笑 でもいつか絶対に雑貨の買い付けに来てやるんだ。。。!!!
私はすぐ、「可愛い〜!」っていう。祖母、母親、友人等から、「アンタは可愛いしか言わない」って度々指摘を受けるんだけど、何かで「女の子のいう、可愛いは呼吸みたいなもんだから」っていう記事を読んで妙に納得した。そうなんだよ。呼吸なんだよ。言わないと死んじゃうの。それから、女子の「可愛い」四段活用、次のテストに出るから覚えておくように。
・可愛い(けど好みではない)
・可愛い(まあ普通に)
・可愛い(気分上々)
・可愛い(エストロゲン大放出)
まあそろそろ可愛い以外のボキャブラリー増やさないとな。「私は可愛いを卒業する!」って宮崎あおいちゃんも言ってたし!!
そんなこんなで、可愛いの4段活用を使い分けながら散策したわけなんだけど、可愛いの最上級の店、思わず女性ホルモン活性化した店が2件。場所は探してくれ!
【La famille】
マラケシュ滞在最終日に発見。からの「誠に申し訳ございませんが間も無く閉店のお時間でございます。」泣いた。
【BLOOM】
フランス人デザイナーがデザイン担当してるらしく、聞くと日本にも輸出してて、tomorrow landとかと取引してるらしい!そりゃ可愛いわ〜。
ハマムナポリタン事件
アラビア圏で体験して見たかったこと、それは「ハマム」。日本ではトルコ風呂という名前で知られてるのかな。アラビア圏の大衆浴場で、アカスリをしてくれる。もちろん男女別。私調べによると、男性客のセクハラ被害が数件報告されているから、男性諸君は覚悟を持ってハマムの扉を開いてくれ!そしておもしろエピソードを聞かせてくれ!超ローカルのハマムは安いけど、衛生的に避けた方がいいらしいよ!てことでツアリスト向けのハマムに。
支給される紙パンツのみを着用して、いざ、入場。
湯気の中から現れたのは、どピンクの水着に身を包んだ中年の小太り女性。職人としての貫禄半端ねえ。テンション高めに体を洗ってくれる。銅像になった気分。もう、気分はスタチューよ。お湯で流してもらってから、サウナへ。そこに仰向けに寝て、しばらく待機の指示。
ふと我に帰る。
「なぜ私は紙パンツ一丁でサウナの天井を見つめているのだろうか。」
サウナから出るといよいよアカスリ。
これがね!今までの旅の汚れがどっさり!おばちゃんも思わず、
「ワ〜オ!スパゲッティーナポリターン!」とか言うもんだから、もう本当に笑いがこらえられなかった。w
おばちゃんのおかげでめでたく製麺所開業して私はツルピカに。
いや〜面白かった!笑 またやりたい!
嬉しい再会
すっかりアラビアンの女になってしまったけど、バンコクであって、
ダハブで再会したSHIORIさん、そしてNOZOMUさんとまさかの再会!
ちなみにこのスリッパがバブーシュね!
相変わらず2人の会話に爆笑させてもらった!ほんの少しの間だけど楽しい時間だった〜♡
またいつか、可愛い雑貨を買いに戻ってくることを誓って、マラケシュを後にすることに。
魔法の言葉、ヌスヌス。モロッコ編はじまるよ〜!
ガーナの次に向かう先は、「モロッコ!」
モロッコ:2/13-2/24
ここだよー!ここ!
私のモロッコのイメージ=
「性転換手術」
これはね、多分漫画:シティーハンターからきているんだよ。主人公の冴羽獠が、「私、モロッコに行くわ!」的な発言をしていたのが覚えてて、「モロッコといえば性転換」っていうイメージが作られたんだろうな〜。気になってグーグル先生に聞いた。
wikiぺディアのページそのまま貼っとくけど、モロッコ在住のフランス人医師が世界で初めて開発したことが起因するらしい!日本で初めて性転換手術を受けたカルーセル麻紀さんもモロッコでこのフランス人医師の元、手術を受けたそうだ。
最高のフライト
ガーナのアクラ空港からはケニアのナイロビ空港を経由して、そこからモロッコへ飛ぶ。ナイロビでの乗り換えは2回目なので、プライオリティパスの使えるラウンジの場所もバッチリだ。だけど今回、飛行機の遅延、乗り場変更など、無駄にラウンジと乗り場を3往復くらいさせられた。空港職員が適当すぎてもう怒りMAXだし、不安だし、どんだけ歩かすねーん!キイーーー!ってなってると、ラウンジに日本人カップルらしき二人が入ってきた。
どちらともなく話しかけると、行き先はなんとモロッコ。
「そうなんです〜新婚旅行なんです〜」というボケをかましてくれた2人は大学の同級生(つまり友人同士)でモロッコで働くyukaさんと世界一周中のyuichiさん。ケニアで現地集合して一緒にサファリを見に行った帰りだった。関西人だったので打ち解けるのが秒。なんだか昔からの知り合いみたいな感じで、すごく居心地が良かった。ここだけの話、関西人に関西人っぽいと言われることを私は密かに誇りに感じている。笑
モロッコで働くyukaさんからはモロッコの話、オススメ観光地だけではなく、社会情勢や日本との関係、ヨーロッパ車メーカーが続々と工場を建てているとか、経済の話など、とにかく多岐にわたって教えてもらった。中でも天然ガスプラント建設計画の話はすごく面白くてワクワクした。
これはyukaさんが書いてくれた地図。めちゃくちゃわかりやすくて、この後の旅の計画を助けてくれた。
ケニアからモロッコへの直行便は2016年に就航したばかりであることを教えてもらった。ビジネス客を見込んで就航させたこのルートらしいが、私が乗った時は機内はガッラガラ。「席移動し放題」「横三席またがって寝放題」そんな感じだった。
だから真ん中の席に3人座っておしゃべり。
さすが関西人の2人。やりとりが本当に面白くて最高で、腹抱えて爆笑した。機内ガラガラだから誰にも迷惑かからない。
yuichiさんが、ずっと読みたいと思っていた星の王子様を持ってて貸してもらった。このタイミングで読めたのはマジで奇跡。思わず、メモ。
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」
お返しにkindleに入ってるタラレバを、3巻からだけど。ちなみに今現在、私の旅の予算もシビアなとこになってきてて、食費を削ってタラレバ最終巻をダウンロードするかが悩みどころ。
それから、サキ先輩にもらった逃げ恥も機内でみた。yukaさんが急に止めたかと思うと、なんと第一話でミクリの伯母のゆりちゃんがモロッコ旅行のお土産でハリラスープとバブーシュという、モロッコの靴の描写が出て来たことを教えてくれた。全く気づかなかった!
そんなこんな、笑いあり、涙ありのROYAL AIR MAROCの8時間半のフライトはあっという間で、自分史上最高のフライトになった。
モロッコに対して性転換くらいのイメージしかなく、情報収集もほとんどしていなかったから、この出会いのおかげでこれからのモロッコ旅がすごく楽しみになった。
そして別れ際に、めっちゃ役に立つアラビア語教えとくってyukaさん。
「ヌス・ヌス」ってなんだか魔法みたいな言葉を教えてくれたと思ったら、
「カフェで言うとと、いい感じの割合のカフェオレが出てくれから」ってwwwwwwww
さらに、「モロッコ寒いから!」って、セーターまでくれた😂
唯一の3ショットはブレブレwwwwwww
山の民と遭遇
カサブランカの宿には一人、日本人らしき男性。何やらチクチクと縫い物をしている。
彼の名前は麦ちゃん。九州の山に住む陶芸家。山での生活は、五右衛門風呂に入ったり、川で洗濯したりとワイルドすぎて爆笑した。自然の中に生きている人なんだな〜っていう、なんだかゆったりとして力強いオーラのある人だった。今回はスペインでの展示会も兼ねて、モロッコに旅行にきたんだそう。
ご飯食べながら、モロッコといえばアルケミストだよねっていう話をした。そしたら、ヴァルキリーズという、アルケミストと同じ作者のパウロ=コエーリョの本をくれた。これがまた、、、、最高に面白い本だった。人との出会いも本との出会いもタイミングだなと思う瞬間だった。
こちらの、高速でモロッコ人男性の口に何かを放り込もうとしている男性が麦ちゃん。
彼のホームページも貼っとく。陶器の草木染めという、植物の灰から釉(うわぐすり)を作って、それで陶器を染めるというか、塗るというか、、、ちょっと素人の私にはこれが限界なんだけど、いつか実物をこの目で見てみたいと思ってる!!!きっと彼の人柄が出る、ゆったりと、そして力強い作品に違いない!
次の日は早朝から日本に帰る麦ちゃんを見送って、私は電車で『マラケシュ』を目指すことに!
ガーナ体験記:その2
ガーナ:2/5-2/12
ガーナ体験記:その2
事前にガーナで何したい?と聞いてくれたサキ先輩。
私のガーナ体験その2!を書くぜーい
イクティーこと、生田先生に会いに行く!
クマシと首都のアクラの間のピン指してるところが、サキ先輩の住んでいるンサワン。
グーグルだとサワンだけど、確かにNsawanでンサワン。今度しりとりする時は奥の手として使おう。
クマシという町にはサキ先輩のJICA同期、生田先生が住んでいて、突撃お宅訪問をさせてもらうことに。イクタティーチャーだから、イクティーの愛称で親しまれてる生田先生は中も外もすごく若々しくて、「お兄さんみたいな感じの人」って先輩が言ってた通りの人だった。突撃隣の晩御飯!ではカレーと、愛知出身ならではの味噌田楽をご馳走になった。ちなみに私が愛知県民にあった時は必ず、「ナカモのつけてみそ♪かけてみそ♪」の歌を披露して距離を縮めようと試みている。これは愛知県在住のニカワさんという、いつもポジティブな言葉をかけをくれる、私にとって幸運の女神みたいな友達から伝授してもらった。
もちろん今回も、一気に心の距離を縮めることに成功した。(と思っている。)
JICAでは、青年海外協力隊とは別に、専門性を持つ経験豊富なシニア海外ボランティアも募集していて、生田先生はクマシにある教員養成の女子大で理科の授業を教えている。物資の少ないガーナでは、実験室そのものがなかったりで講義が中心の授業がほとんどなそうなんだけど、身近な材料を使って工夫すれば楽しい実験の授業ができる!ということを未来のガーナの先生たちに、実験を中心とした授業を通して教えているそうだ。
残念ながら訪問時はテスト期間中のため、授業は見れなかったんだけど、いつもFB越しに実験の様子を拝見させてもらっている。私も楽しい実験の授業を受けていたら今頃理系女になれてたかもしれない。。。!
唐突だけど、実は私、元々教員志望。
(中高英語の教員免許持ってるんだぜー!いえーい!根は真面目キャラを裏付ける事実ですな。
どこをどうして今パナマにいるかは飲みの席ででも聞いてくれ!)
そのため教育関連の話題は今でもすごーくとっても興味がある。派遣前までは日本の中学校の先生だった生田先生から 日本の学校で起こっていること、ガーナの教育事情などをたくさん聞くことができて、すごくすごく勉強になった。今すぐってわけじゃないけど、教育に携わる仕事はいつか就いてみたいなと思ってる。
西アフリカ最大のマーケット
次の日は生田先生にクマシのマーケットに連れていってもらった。このマーケットは西アフリカ最大規模。とにかくデカかった!そして活気というのか、カオスな感じが凄まじかった。この雑多でエネルギーに溢れている感じ。緊張感を持ち続けないとリヤカーに轢かれるかもという恐怖。旅してる!っておもう!
ごちゃごちゃ。これはほんの一部。
ガーナ全体、特にクマシでは、まだまだ土着信仰も根強く、"呪い"グッズのお店なんかもあったから面白い。猿の頭の骨とかよくわからないけど不気味なもん売ってた。にしても頭にそんなに重いもののせて、、、すごいよなあ。
こちら生田先生^^クマシの町に負けないくらい、エネルギッシュ!
「コーンローにしたいんだよね〜」って言ってたこの時から数ヶ月後にFBみたらホントにコーンローになっててびっくり。笑
私の大好物:プランテーン
主食バナナって言われてて、日本ではあんまり見かけないかも。基本は生で食べるんじゃなくて、焼いたり煮たり揚げたりする。アフリカや中南米ではよく見かける。初めて食べたのは高校生の時、両親がナイジェリア人の日本生まれオムちゃんが学校に持ってきてくれた。お芋みたいで美味しかったっていう記憶。その次にプランテーンと再会したのは確か留学中に遊びに行ったマイアミ。カリブ海に面しているからカリブ料理のレストランが多くて、やっぱりこのプランテーンという食べ物、マジで美味しいって再確認した。その他の料理もめちゃくちゃ美味しくて、カリビアンレストランを日本で必死に探したんだけど見つからず。。。
どなたか日本でカリビアン料理が食べられるレストランを知っていたら教えてください!!てゆーか一緒にいこ?
プランテーンはね、青い状態で調理するとお芋みたいな感じなんだけど、熟した後に加熱すると酸味と甘みが絶妙なんだよこれが!!!!ガーナでは素焼きを道で売ってるから、見つけるたびに買って食べてた。今現在パナマでも、八百屋で買ってきて食べてる。マジで最高。
道路で物を売る人たち
道路には様々な商品をぶら下げた商人たちがスタンバイしていて、赤信号で車が止まると近寄ってきて物を売ろうとしてくる。前回ブログのメイドインガーナのチョコもそれで買った。お菓子とかはわかるけど、、、、
ルービックキューブって、需要ある?
信号待ちしてる時にルービックキューブ買う人っている?
ガーナで一番感動したこと。
ガーナ滞在中、先輩と同じくらいお世話になったのが、先輩の彼氏。至れり尽くせり、何から何までありがとうございます!って感じだった。しかも超絶素敵な方で、色々詳細を書きたいんだけど、某企業にお勤めのため個人が特定されるとまずいかもなので書きたくても書けなくてウズウズしてる。なのでここでは名前も先輩の彼氏、略してセンカレさんと書かせてもらうことにする。
ガーナで働くセンカレさんはバリバリのビジネスマンで、私の素朴な疑問に丁寧にとってもわかりやすく答えてくれた。しかも先輩のことをめちゃめちゃ愛してるのがひしひしと伝わる。思わずバスケ部同期のまいぽんにセンカレさんの素晴らしさをラインした。笑
土曜日の昼間、先輩は会議があったため、センカレさんがガーナの国立公園に連れて言ってくれた。
鷲のマークの大正製薬風なのは私だけで、公園職員さんは超余裕そうなのが伝わるだろうか。
そして登った先には絶景!
公園職員さんと!
そして、どうしてもここ、ガーナでやりたかったのがコレ。ムービーみてね!
ガーナでガーナ人と"ニャホニャホタマクロー"を歌うこと。夢が叶った!😂
サキ先輩を始め、先輩の彼氏さん、生田先生、イマニエル兄さんにホストマザー、義肢装具センターの職場の方々に本当によくしてもらってなんとも贅沢なガーナ旅になった。本当に感謝しきれない。
そして、高校生以来会ってなかった先輩と再会し、アツい話ができたことがとても嬉しかった。そして先輩は「真新しい出会いよりも古い出会いが再開した時の方が嬉しいかも!」というとっても共感できる嬉しい言葉をくれた。これもまた旅がくれた宝物。
そして、最高に贅沢でたのしかったガーナ滞在で、これ以上感動することある?ってあるんかーい!的な一番感動したことは最後の最後にやってきた。
センカレさんに、
「本当に本当によくしてもらって、ありがとうございました!」
って感謝を伝えると、
「こちらこそ、リョウコさんのおかげで普段見れないサキさんの先輩としても一面を見ることができました。ありがとうございます。」
って。
本当に相手のことを想っていないと出ない言葉だとおもう。こういう、人と人との心の深いところでの繋がりを垣間見る度に、やっぱり人生って最高にステキだ!って素直におもう。そして、”大切な人を大切にして生きる人生”が最も価値があって尊いものだという想いが確信になっていく。
人として尊敬できる、愛溢れるとってもとっても素敵な2人にはこれからも末永く幸せでいてほしい。
ガーナ体験記:その1
ガーナ:2/5-2/12
ガーナ体験記:その1
事前にガーナで何したい?と聞いてくれてたサキ先輩。
私の滞在に合わせて周囲の方々に声をかけて頂き様々なガーナ体験をアレンジしてくれました♡
ガーナの郷土料理を食す
先輩の元ホームステイ先のママさん宅にガーナの郷土料理、”ふふ”をいただく。
トウモロコシの粉を溶かしてこねて粘りを出したもので、、、すいとんの超絶でかいバージョンみたいな感じ。
「それでは、早速頂きたいと思いまーす!」
「そうですね、めっちゃ柔らかいすいとんみたいな感じですかね。思ってる以上にトロッとしてます。これ自体はあんまり味がしないんですけど、トマトベースのスープが魚の出汁と唐辛子が効いてて美味しんですよ〜!」
「でも不思議とですね、なぜか食べても食べても減らないんです!」”ふふ”恐るべしだ。
先輩の元ホストマザーのお家は小さい商店をやっている。
これが店内なんだけど、先輩の右、小分け包装の商品量にお気づきだろうか。
たまごボーロとか!きのこの山・たけのこの里が交互になってる4袋セットみたいな。
(昔コアラのマーチの四連になってるやつ、チョコ、ストロベリー、チョコ、ストロベリーのやつがパッキングミスによって全部ストロベリーだった事をまだ根に持ってるのは私です。)
この小分け包装、BOPビジネスの手法の一つらしい。BOPって、bottom of the pyramid の略で所得階層の底辺に位置する低所得者である年収3000米ドル(今だと日本円で33万)以下で全人口の7割もいるらしい)を指して、彼ら向けのビジネスをBOPビジネスって言うんだって〜!初めて知った!
そんで、BOPビジネスの代表的な手法がこの小分け包装の商品展開。単価を下げる事で手を届きやすくしてるそう。
だからコアラのマーチの四連のやつ四袋全部買うんじゃなくて、チョコを1袋買おう!みたいなこと。だからその1袋がストロベリーだったらさすがに交換してもらいにいくわな。
お給料も日払いが多いし、銀行口座も持ってない人がほとんどだから、お金をためてまとめ買い!みたいな発想にもならなくて、大体はその日に使う食材や調味料を買うんだそう。調味料のほとんどはお弁当用みたいな1回使い切りサイズで売ってたもんなー。
ガーナの水
ガーナでは飲料水はビニール袋に入って売ってる!もちろんペットボトルもあるけれど、こちらは庶民の味方^^歯でちぎって、ビニールの切れ端をみんな道に「ペッ」って捨てるのがガーナ式らしい。。。ちなみに運が悪いと水がビニール味ですごく残念な気持ちになる。
ガーナで農園見学の巻
それから、農園を見てみたいという私のリクエストで、近所のイマニエルさんを紹介してくれた。
イマニエル兄さんはパパイヤ農場を持ってて、それをドイツに輸出してるんだって!
バイクに乗せてもらって、しゅっぱーつ!!
最初はお姉さんの家に。主にパームツリー(アブラヤシ)からパームオイル、パームワインを作っているそう。化粧品とかでもパームオイル配合とか聞くよね!
こちらがアブラヤシの木。わかりにくい写真で申し訳ない。
ちなみにココナッツはココヤシで別物。
アブラヤシの実はこの赤い実。
一見心を開いてくれてなさそうな男の子ですが、
この直後の写真がこちら。
この写真はガーナで一番のお気に入り!
枯れた木はなぎ倒すと樹液が取れるらしく、そのままでもアルコールが含まれてるとか。。。
そしてその樹液をさらに蒸留させることで、強いお酒を作っているんだって!
そしてこちらがイマニエル兄さんのポポ畑。
決してイマニエル兄さんがミスターポポ似とかそう言う話をしているんではなく、ポポはガーナ語でパパイヤのことなのだ。
パパイヤ大好きな私のオススメは絶対にレモン果汁をかけて食べること!!日本じゃ冷凍パパイヤですら恐ろしい値段で売っててとても手が出ないんだけど、暑い国に行った際は是非パパイヤにレモンを絞って食べて欲しい!!!!!
イマニエル兄さんの兄さん宅へも連れて行ってくれて、
ビックブラザーが「ココナッツ食べる?」って聞いてくれた。
すると、、、
わーお!!!!笑
ワイルドすぎるぜwwww
まさに私の理想の男性像である、「無人島でも一緒に楽しく暮らせそう!」な人にぴったりだ。
気になるチョコレート事情
ガーナといえばやっぱり気になるチョコレートの話。
もちろんチョコレートの農場へも連れて行ってもらっちゃいました!
ガーナ行ったのはバレンタインちかくだったの。もはや5ヶ月前の話、、、なんか、旅行中にちゃんと書き終わるのか本気で不安になってきたぞ!w 果たして追いつくのかな!!!!最後は日本帰ってきました!みたいな感じで行きたいんだけど、、、、!!!
じゃあ気を取り直して頑張ろうじゃないの!
こちらチョコレートの原料であるカカオの木。
幹に実がなるって、なかなか斬新じゃない??
とれたてカカオ豆。この白い部分、カカオパルプというらしい。これがさ!なんとも甘酸っぱくてフルーティーでびっくりするくらい美味しいのさ!!!!!!
これで商品開発とかすればいいのに!って思ったけど、このカカオパルプに包まれた状態でバナナの皮に包んで発酵させないとチョコレート味にはならないらしい。
カカオ豆。まだこの状態だと苦いだけであんまりチョコレート感はしなかった。
このカカオ豆を発酵させて乾燥させたものがこちら。
これはもう結構チョコレートの味がした!!!
この状態で輸出されるそうなんだけど、、え?この量でそんなに安いの!?という値段だった。カカオ豆の買取価格は固定されているんだって。この農家も家は土壁だったし、生活水準は決して高くないことが一目瞭然だった。
ガーナで唯一の国内ブランドのチョコレート。
ざらっとした舌触りでそんなに甘くもない感じ。おいしいはおいしいけども。的な味だった。
電力不足や気候の問題でガーナ国内でカカオをチョコレートにする工場を作るのはまだまだ難しいようだ。
それにしてもイマニエル兄さん、他にも友達のとことか親戚のとことか色んなところに連れて行ってくれて、本当に感謝しかない。
そしていく先々のガーナの人たちが本当に親切でフレンドリーで、すごくありがたくてあったかい気持ちになった。
最後に、最近テレビで見なくなったとにかく明るい安村に会った時の写真載せとくー!
安心してください。はいてますよ。
ガーナで働く理学療法士に密着!
ガーナ:2/5-2/12
8年ぶりに再会を果たしたサキ先輩。
先輩は青年海外協力隊で理学療法士として、ガーナのOrthopedic Training Center(義肢装具リハビリセンター)という場所に派遣されている。
義肢装具って聞きなれない言葉だよね、、、
義肢は失われた体の部位を補う義足や義手などを指して、
装具は機能低下した部位を補うコルセット等を指すみたい。
大阪に住んでた時によく行ってた立ち飲み屋の常連さんが、義足を作る職人さんだったことを思い出したぞ。得一のみなさんは元気だろうか。。。
得一・土居店(谷町線太子橋今市駅・京阪だと土井駅)にはマジで行った方がいいよ!!!!メニューの豊富さとコスパにビビるよまじで!!!!そして何より店長がハイパー面白い。
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ではでは先輩の日々の活動を写真と共にお届けするぜー!
忙しい中職場を見せてくれた先輩、改めて感謝です!!!
入院患者さんたちにストレッチ指導。
私も一緒にやったけど、体硬すぎて終わった。
円になってストレッチやるなんて、部活を思い出すー!
入院している赤ちゃんの診察。ミルクあげたりする関係もあって、お母さんも一緒に入院そてるそう。
入院患者のほとんどはクラブフットと呼ばれる、先天的に足が曲がっている病気の患者がほとんどみたい。日本語だと先天性内反足(ないはんそく)っていうらしい。
併設の義足の工場へ
先輩はどこ行っても人気者。
幼稚園から小学校くらいの年齢の入院患者の子どもたちのリハビリ。
足がなくったて手がなくったてみんなめちゃくちゃエネルギッシュ!
新しく届いた車椅子の調整もする。
足りない部品をもらいに職人のところへ。
先輩独自に車椅子の寄付を日本の病院や企業に募り、見事に寄付が実現したそう。
別日には地元コミュニティの巡回診療に同行させてもらった。
この日は近くの病院に勤務するガーナ人の看護婦さんとも一緒だ。
このコミュニティの巡回診療は、先輩の言葉を借りると、
”最も日の当たらない人達”にリーチ出来ていないという疑問から始まったそう。
そもそも病院に行くのにはお金がいるし、日本もそうだけど、公的なセーフティネットにアクセスするにはある程度の教養も必要だよね。まず、助けてもらえる仕組みがあることすら知らない人たちっていうのが絶対に一定数いるし、自分の生活が普通って思っている人も少なからずはいるんじゃないだろうか。
そんな人たちが、地域に埋もれているのでは!?という疑問のもとに始めたコミュニティ巡回診療。最初は保守的な現地スタッフの反感も強く、半ば強引に開始。
するとやはり、日本では考えられないような現実を目の当足りにしたそう。
就学年齢にも関わらず、一日中地べたに、しかも家畜と一緒に座って過ごす子ども。
知的障害が原因でコミュニケーションが取れず、それが理由で殴られ続ける子ども。
日本であれば間違いなく虐待であるけれど、ガーナにはそれを受け入れる機関もサポートするシステムも整っていないのが現状。
そんな現実を目の当たりにして、「いったい自分には何ができるのだろうと」自問自答。葛藤の日々が続く。
だけれども、先輩が心に決めたこと、
それは、
ここ足を運ぶことをやめないこと。とにかく地道に、継続して活動をして、親の言葉に耳を傾ける。
根気強く活動を続けたことで、
コミュ二ティ内では歩けなかった子が歩けるようになったこと。
学校に行けなかった子が行けるようになったこと。
座れなかった子が座れるようになったこと。などなど。
先輩が施設の外に出なければ、埋もれていた命の輝きがいくつもあることを教えてもらった。
それから先輩は、巡回診療で見聞したものをセンター内で積極的に発表することで少しずつ少しずつ、活動の賛同者を得たそう。
ちょうど私が滞在していた最中に、活動した結果が実りつつあるような話を聞くことができた。
そしてついに!施設のディレクター、広報担当、外部コンサルからの後押しでコミュニティ巡回診療を正式に施設の事業として取り組むことが決まったことを、つい最近の先輩のFB投稿で知ることができた。つまり先輩が日本に帰国しても続けられるということ。
先輩と歩いてると、地域の人、職場の人にどれほど愛されているのか、どれほど信頼されているのかが手に取るようにわかる。
それは先輩が赴任して以来一貫して、
”地域密着”をモットーにしているからだ。
現地の人と同じものを食べて
現地の人と同じところに住んで
現地の人と同じ生活をする
言葉にするのは簡単だけれど、それをアフリカの田舎で実践することがいかに大変かは想像に難しくない。断水した時には頭にバケツ乗せて水を運んだ話も教えてくれた。
それも全て、自分の任期中にどれだけガーナの医療に貢献できるかという使命感と覚悟からくるものであることを感じた。
先輩と話す中で何度か出てきた、
「無駄なことをやってる、そんな時間は私にはない!」
っていう言葉がすごく印象的だった。
先輩はJKの時からなんか一人、全体を俯瞰するような、10代の女の子にはない何か特別な落ち着きがあったと思う。
毎度練習メニューに対してぶーたれていた大多数の部員(もちろん私も)とは違って、言われたことをきっちりと黙々とやるというのが先輩の印象。その、ブレないところというか、芯の強さがずーっと変わらない先輩の魅力なんだなと改めて思った。
ガーナの話、もっと気になる方々!先輩が寄稿してる記事があるから是非是非読んでほしい。
【世界中で活動する日本人が繋がり、伝え、共鳴する:W.W.J PROJECT】
【 PT・OT・STの働き方発見サイト:POST】
そして我らが!
【神奈川県】のホームページにも。
(住民票大阪に移しちゃったけどね!でももはやそれもないけどね!だって私は宇宙船地球号の仲間だもん!😊ありがとうございました。)
私の代の部活の同期も後輩も理学療法士になってるし、高校で運動部入ってる子の1割くらいは理学療法士になってるのでは?!もし進路について考えている高校生とかいたら、ぜひぜひ先輩の記事を紹介してほしい!!!