子どもは国の宝
ルワンダ:1月28日ー2月4日
飛行機が少し早くついたのと、想像以上に簡単な入国審査だったため、約束の時間より1時間ほど早く空港の外に出ることになった。
というのも、ルワンダの空港は小さすぎて、到着ロビーのようなものがなかったから。
空港の外に出ると湿気を帯びた空気に迎えられたのを覚えてる。
暑っいところに来てしまった!
そして、1年半ぶりに先輩と再会。息子のレイくんとは初対面!
ルワンダの首都、キガリの街を車で通って先輩の家まで。
途中、街並みが想像以上に綺麗でびっくりした。
ここ、アフリカなの!?
ルワンダの街並みが想像以上に綺麗でびっくりした。
アフリカのイメージと全然違う。
ゴミも全然落ちてない!ポイ捨て罰金制度アリ!
あー!なんか思い出したぞ、この感じ。
あれだ!シンガポールみたい!
って思ってたら、本当にルワンダはアフリカのシンガポールを目指しているらしい。
それから、毎月最終土曜日は「ウムガンダ」と呼ばれる社会奉仕活動の日になっていて、自分の住んでいる地域の清掃とかすることを先輩が教えてくれた。
いろんな発見があったけど、中でも感動したのが子どもに対する接し方。
ゆーたらあれだ、「国民総子育て国家」「子育て大国ルワンダ」って言いたいくらい。
先輩と息子のレイくんと3人でお出かけしてすぐに、
「ルワンダはある意味子育てしやすいよ〜」の意味がわかった。
バスに乗ると、すぐに誰かが
「ここに座りな!」
「抱っこしとくよ!」
「今何歳?可愛いわね〜」
と子連れの晴子先輩に話しかける。
あれ?さっきまでご機嫌だったのに。笑
泣いたり、笑ったり、あくびしたり、大忙しだ!
ローカルバス内はこんな感じ^^
まだルワンダに来て1年半ほどなのに現地語も使いこなす先輩はさすがだ。すぐにママトークを始めてる。
隣のおばちゃんがアボカド食べてるの見て、
「一口この子にもらってもいい?」だなんて普通聞けないよね。笑
こちらは道でアボカド売ってるおばちゃんとの一コマ。
この男の子も最高に可愛かった!
ルワンダは子どもに向けられる眼差しがすごくあったかい。
泣いてたって嫌な顔する人もいなくて、子どもがそこにいるだけで場の雰囲気がぱあっと明るく、あったかくなるのを感じた。
いいよな〜その感じ。
それがあるべき姿でもあると思うんだよな〜。
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「ルワンダ人にとって子どもは国の宝。自分の子も他人の子も関係ないよ。みんなルワンダの子どもなんだよ。」
そう話してくれたのは、ローカルツアーに参加した際にアテンドしてくれたルワンダ人の青年。
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1994年4月。世界を震撼させたルワンダで起こった大虐殺。100日間で50万人から100万人のツチ族がフツ族によって殺されたと伝えられている。
この大虐殺からまだ23年しか経過していないのだけど、少なくとも私にはその傷跡や悲劇の片鱗は、「アフリカの奇跡」と呼ばれる復興を果たしたルワンダの街からは感じ取ることはできなかった。
キガリの街から少し離れた場所にある、Kigali Genocide Memorial (キガリ虐殺記念館記念館) を訪れたのローカルツアーに参加した2日前。ここでは虐殺の歴史を写真や映像を通して学ぶ事ができる。
キガリ虐殺記念館 口コミ・写真・地図・情報 - トリップアドバイザー
事前にホテルルワンダを鑑賞していたので英語だったけど割とすんなり内容を理解することができた。
館内にChildren's roomという、展示があった。
殺されたツチ族の子どもの生前の写真と共に、その子の好きな食べ物、得意なこと、将来の夢などの説明書きが加えられていた。
この子は生きていたら調度私と同い年くらいかな。
そんな事を思いながら写真を一枚一枚みて回り、心がずしりと重くなるのを感じた。
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「子どもは国の宝」
記念館を訪れていたから、その青年の言葉をより一層深く受け止めることができたんだと思う。
この子らが大きくなる頃は、ルワンダはどんな国になってるんだろうか!