キューバで、写真をはじめた日の自分を思い出す。
キューバ で書いた日記をそのまま記録として載せておこうと思う。
---------------------------------------------------------------------
2017/06/07
キューバだ。
チェゲバラの写真。 ヒロさんの写真集で見たのと一緒だ。
あの日、バンタン(写真の学校)に見学に行った時、
写真の世界に飛びこもうと思った日、第一線で活躍するカメラマンのヒロさんの講演を聞いて、やりたいことをノートに書き殴った
その時と、考えはあんまり変わってない。
日本の良いところを紹介したい
教育と絡めたい
地方創生したい
日本を元気にしたい
そんな感じ。
インスタに投稿したから鮮明に覚えている。
あの日、真っ赤なスカートを履いていたこと。
それでヒロさんに、”目の前の真っ赤なスカートの彼女”と認識してもらえたこと。
「カメラマンになりたいの?」
って、まっすぐに質問をされたこと。
「はい!!」って元気よく答える代わりに出た言葉は、
「まだわかりません。。」という、なんとも情けないこたえ。
カメラマンになりたいけど、、、、なれるわけないじゃんって心の中で思ったこと。
あれからバンタンに通って、れもんライフにも行って、たくさんのデザイナーやカメラマン、アーティストに出会った。
そこにいる自分は何にも持ってなくて、ちっぽけで恥ずかしくて、
いつも逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
何も持たない自分がその場にいることがすごく心地悪かった。
すごいなって思う人たちの中にいる、居心地の悪さ。
みんな自分を表現する術を知っていて、それでいて実績もあるような人たち。
一方で特技も何もない、普通の会社員の私。
カメラ習い始めましたっていうくらいしか言えることがなかった。。
でもそこで得た経験、もがき苦しみながら通ったことで一つだけ気づいたこと。
今まで向こう側の人たちって思ってた、彼、彼女たちと私との違いは才能以前にやるかやらないかということ。
やらない理由、チャレンジしない、それっぽい理由ばかりを並べて自分を納得させてきてた。「安定した生活のため」という言葉を盾に、弱い自分を必死に守っていた。
安定した生活って何?
将来への不安?
それは会社員を続ければなくなるの?
自分以外の何かを信じ続けるのが、どうして自分を信じるよりも簡単そうに見えるんだろうか。
自分を信用できないのは、何度となく自分を裏切ってきたからだと思う。
自分に自信が持てないのは、頑張れない自分を知っているから。
頑張らなかった自分、逃げ出した自分を誰よりも自分自身がよくわかっているからだ。
自分に変な保険をかければかけるほど、素直な気持ちから遠ざかっていって、自分が本当に欲しいものは何か分からなくなっていった。
やりたいことがわからないっていうのは、
やりたいことを避けてきた結果ななんだろうな。
If you wanna be somebody, if you wanna go somewhere you should be paying attention.
自分の残りの旅があと2ヶ月ちょっとしかないという現実と、
ある意味旅がお腹いっぱいになりつつある状況で、旅が終わった後のことを考える時間が増えたように感じる。
思い描いていた場所に私は向かっているのだろうか。
人生は、限られた時間の中で限られた人としか出会うことができない。
誰かの人生を歩んでいる暇はない。
自分の人生の主導権を握っているのは自分だけ。
今のあなたがいる場所は、あなたが選んできたものの結果。
自分を変えたければ、自分が変わるしかない。
変えたくて変えたくてもがき続けて、私は今、キューバにいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今現在、旅に出る前と同じくらい迷走中なんだけど、、、、きっと大丈夫。
このモヤモヤが、いつか私の力になってくれるはずだから。
全てはこれのためだったんだねって、思える瞬間が人生にはくるはずだから。その日を目指し、少しづつ前進あるのみ!ぬん!
最後に私の大好きな言葉。
When you wake up in the morning you are thinking nothing but writing, then you are a writer.
朝目覚めてすぐに書くことで頭がいっぱいならば、あなたはもう作家である。
応援、声援ありがとうございます🙏