りょん日記

世界一周、はじめました!くう〜。の記憶を呼び覚ましつつ、日常のことも。

アユタヤ王朝の山田さん。

バンコクから電車で1時間?

アユタヤにいってきました!

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 この仏像が見たくて。

 

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はい、セルフィー。意外と小さくてびっくり!笑

イメージ的には奈良の大仏さんくらいだと思ってた笑

 

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おおおー。ようやく旅っぽい写真。

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壁がなんかキスしてるみたいに見えた!💋

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ありがちな写真ですが、、、

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レンタルバイクを借りてビューンと!

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おまわりさんがアイス食べてるなんてなんか平和〜。

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そしてアイスたべようぜ!と誘われる。笑

陽気なおまわりさんたち!

 

「オー日本人?you know ヨシタカ ユリコ??i like her」

 

といったおまわりさんの隣で

 

「i love あおいそら」

 

って言ったおまわりさんは同僚からバカヤロウと突っ込まれてて、なんとも平和で気さくな方々だな〜と。笑

 

食べてるりんごをくれたと思ったらピコ太郎で盛り上がる。笑

I have a penはやっぱりすごいよ!

ありがとうピコ太郎!

 

 

 

そして〜!

暑くてお寺は二箇所しか回らなかった本日のお目当てがこちら!

 

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来ましたよ〜!おきまりのマニアックな場所に!笑

 

 

自分の興味が向いたら、すこしだけでも下調べをすることで自分の満足度がぐぐぐぐぐっとあがるので、今回も少しばかり調べましたよ!

ここタイのアユタヤにいた日本人を!

 

その人がこちらー!

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色黒!

さすがアユタヤの日差し!

って違うかwwwww

 

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彼の名前は山田長政さんです。

 

長政さんの活躍した17世紀のシャムの国(現タイ)はアユタヤに首都が置かれてました。アユタヤにはチャオプラーとうい名前の川が流れ、地形に恵まれたこともあり、東と西の交易の中心地として発展。ポルトガル、オランダ、イギリス人など、多様な人種の住む町に。そしてその中に日本人町もありました。アユタヤにきた日本人はキリシタンだったり、あとは落ち武者だとかポルトガル人によって奴隷として連れてこられたとかいう話も。。。

日本人町の住人は貿易商に従事するもの、また傭兵部隊として王宮につかえるものもいました。

さすがSAMURAI JAPAN!!勇猛果敢な日本人傭兵達はその働きぶりがみとめられ、王宮内でも地位が向上していきます。

そして山田さんは隣国ビルマの侵攻を二度防いだことから(一部ではスペイン軍艦とも)アユタヤ王朝の国王より、オークヤー・セーナーピムックという官位を与えられる。これはタイにおける官位制度の第三位であると書かれてるんだけど、どれくらいすごいことなのかはちょっとわからないんだよね。

ただ、山田さんはその影響力から隣国の首領に任命されているの。つまりは左遷なんだけど。。そしてその同年に生涯を終えたと。

日本には山田長政の歴史的資料が少ないとネットには書かれてて、情報もまちまちだったので、私の書いたものが100%正しいわけじゃないです。

だけど、江戸時代にここタイで活躍した日本人がいたんだな〜と思ってもらえたら!

 

山田さんを主人公にした小説をゲット。アユタヤ行きの電車で読みまくる!

 

 Amazonさまさま。kindleさまさまだわまじで。

 

 

王国への道―山田長政 (新潮文庫)

王国への道―山田長政 (新潮文庫)

 

 

アユタヤ行きの電車内でこの本を読んだんだけど、予想以上のおもしろさ。

話がどこまで事実に基づいているのかはわからないんだけど、すっごい面白かった!!

 

話の概要はこんなかんじ〜

 

江戸時代に生まれた長政は、下剋上のある戦国時代とはちがい、出自から日本で一旗あげることはできないため外の世界にいって自分の野望、野心を満たそうとした。お金がなかった長政は、当時迫害を受け、国外追放においやられたキリスト教信者達がマカオに向かう船に忍びこみ、日本を出国。まずはマカオで商人として働きはじめる。その彼の働きぶりに目をつけた中国商人の船に誘われて、名前も聞いたことのないアユタヤを目指すことに。アユタヤには当時1000人規模の日本人コミュニティが存在しており、アユタヤ王国の傭兵部隊として国から重宝されていた。

長政は傭兵隊の足軽からめきめきと頭角を現し、日本人町全体を率いるまでに。

そして、国民の信頼を一身に受けていた国王崩御によって複雑な権力争いに巻き込まれていくことに。。。

 

 

 

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日本人町の地図

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日本人傭兵隊

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お客さんは私と日本人のおじさま方。

私の興味あるところには日本人のおじさんが多い。笑

 

 

 

 

 本に描かれている山田長政という人物がなんとも豪快で気持ちの良い人。異国の地では現地の人に溶け込めるように着るものや食べるものも合わせるし、誰にでも分け隔てなく気さくに笑顔で接している。だけど頭の中は常に自分の野望を達成するためにどう動くべきかを考えているのね。そして、野望のための犠牲はやむを得ないと考える一方で、心の底からはそんな生き方に疑問を感じていて、自分の望んでいたものが手に入っていくのになぜか虚しくなっていく自分自身に葛藤しているなんとも人間味の溢れる人なんだよね〜

 

そしてそしてアユタヤ王朝の巧みな権力争いが描かれていて、なんともエキサイティング。すごく読み応えがあったー!(^^)

タイ行かない人でも普通におすすめです!