ガーナ体験記:その1
ガーナ:2/5-2/12
ガーナ体験記:その1
事前にガーナで何したい?と聞いてくれてたサキ先輩。
私の滞在に合わせて周囲の方々に声をかけて頂き様々なガーナ体験をアレンジしてくれました♡
ガーナの郷土料理を食す
先輩の元ホームステイ先のママさん宅にガーナの郷土料理、”ふふ”をいただく。
トウモロコシの粉を溶かしてこねて粘りを出したもので、、、すいとんの超絶でかいバージョンみたいな感じ。
「それでは、早速頂きたいと思いまーす!」
「そうですね、めっちゃ柔らかいすいとんみたいな感じですかね。思ってる以上にトロッとしてます。これ自体はあんまり味がしないんですけど、トマトベースのスープが魚の出汁と唐辛子が効いてて美味しんですよ〜!」
「でも不思議とですね、なぜか食べても食べても減らないんです!」”ふふ”恐るべしだ。
先輩の元ホストマザーのお家は小さい商店をやっている。
これが店内なんだけど、先輩の右、小分け包装の商品量にお気づきだろうか。
たまごボーロとか!きのこの山・たけのこの里が交互になってる4袋セットみたいな。
(昔コアラのマーチの四連になってるやつ、チョコ、ストロベリー、チョコ、ストロベリーのやつがパッキングミスによって全部ストロベリーだった事をまだ根に持ってるのは私です。)
この小分け包装、BOPビジネスの手法の一つらしい。BOPって、bottom of the pyramid の略で所得階層の底辺に位置する低所得者である年収3000米ドル(今だと日本円で33万)以下で全人口の7割もいるらしい)を指して、彼ら向けのビジネスをBOPビジネスって言うんだって〜!初めて知った!
そんで、BOPビジネスの代表的な手法がこの小分け包装の商品展開。単価を下げる事で手を届きやすくしてるそう。
だからコアラのマーチの四連のやつ四袋全部買うんじゃなくて、チョコを1袋買おう!みたいなこと。だからその1袋がストロベリーだったらさすがに交換してもらいにいくわな。
お給料も日払いが多いし、銀行口座も持ってない人がほとんどだから、お金をためてまとめ買い!みたいな発想にもならなくて、大体はその日に使う食材や調味料を買うんだそう。調味料のほとんどはお弁当用みたいな1回使い切りサイズで売ってたもんなー。
ガーナの水
ガーナでは飲料水はビニール袋に入って売ってる!もちろんペットボトルもあるけれど、こちらは庶民の味方^^歯でちぎって、ビニールの切れ端をみんな道に「ペッ」って捨てるのがガーナ式らしい。。。ちなみに運が悪いと水がビニール味ですごく残念な気持ちになる。
ガーナで農園見学の巻
それから、農園を見てみたいという私のリクエストで、近所のイマニエルさんを紹介してくれた。
イマニエル兄さんはパパイヤ農場を持ってて、それをドイツに輸出してるんだって!
バイクに乗せてもらって、しゅっぱーつ!!
最初はお姉さんの家に。主にパームツリー(アブラヤシ)からパームオイル、パームワインを作っているそう。化粧品とかでもパームオイル配合とか聞くよね!
こちらがアブラヤシの木。わかりにくい写真で申し訳ない。
ちなみにココナッツはココヤシで別物。
アブラヤシの実はこの赤い実。
一見心を開いてくれてなさそうな男の子ですが、
この直後の写真がこちら。
この写真はガーナで一番のお気に入り!
枯れた木はなぎ倒すと樹液が取れるらしく、そのままでもアルコールが含まれてるとか。。。
そしてその樹液をさらに蒸留させることで、強いお酒を作っているんだって!
そしてこちらがイマニエル兄さんのポポ畑。
決してイマニエル兄さんがミスターポポ似とかそう言う話をしているんではなく、ポポはガーナ語でパパイヤのことなのだ。
パパイヤ大好きな私のオススメは絶対にレモン果汁をかけて食べること!!日本じゃ冷凍パパイヤですら恐ろしい値段で売っててとても手が出ないんだけど、暑い国に行った際は是非パパイヤにレモンを絞って食べて欲しい!!!!!
イマニエル兄さんの兄さん宅へも連れて行ってくれて、
ビックブラザーが「ココナッツ食べる?」って聞いてくれた。
すると、、、
わーお!!!!笑
ワイルドすぎるぜwwww
まさに私の理想の男性像である、「無人島でも一緒に楽しく暮らせそう!」な人にぴったりだ。
気になるチョコレート事情
ガーナといえばやっぱり気になるチョコレートの話。
もちろんチョコレートの農場へも連れて行ってもらっちゃいました!
ガーナ行ったのはバレンタインちかくだったの。もはや5ヶ月前の話、、、なんか、旅行中にちゃんと書き終わるのか本気で不安になってきたぞ!w 果たして追いつくのかな!!!!最後は日本帰ってきました!みたいな感じで行きたいんだけど、、、、!!!
じゃあ気を取り直して頑張ろうじゃないの!
こちらチョコレートの原料であるカカオの木。
幹に実がなるって、なかなか斬新じゃない??
とれたてカカオ豆。この白い部分、カカオパルプというらしい。これがさ!なんとも甘酸っぱくてフルーティーでびっくりするくらい美味しいのさ!!!!!!
これで商品開発とかすればいいのに!って思ったけど、このカカオパルプに包まれた状態でバナナの皮に包んで発酵させないとチョコレート味にはならないらしい。
カカオ豆。まだこの状態だと苦いだけであんまりチョコレート感はしなかった。
このカカオ豆を発酵させて乾燥させたものがこちら。
これはもう結構チョコレートの味がした!!!
この状態で輸出されるそうなんだけど、、え?この量でそんなに安いの!?という値段だった。カカオ豆の買取価格は固定されているんだって。この農家も家は土壁だったし、生活水準は決して高くないことが一目瞭然だった。
ガーナで唯一の国内ブランドのチョコレート。
ざらっとした舌触りでそんなに甘くもない感じ。おいしいはおいしいけども。的な味だった。
電力不足や気候の問題でガーナ国内でカカオをチョコレートにする工場を作るのはまだまだ難しいようだ。
それにしてもイマニエル兄さん、他にも友達のとことか親戚のとことか色んなところに連れて行ってくれて、本当に感謝しかない。
そしていく先々のガーナの人たちが本当に親切でフレンドリーで、すごくありがたくてあったかい気持ちになった。
最後に、最近テレビで見なくなったとにかく明るい安村に会った時の写真載せとくー!
安心してください。はいてますよ。