ガーナで働く理学療法士に密着!
ガーナ:2/5-2/12
8年ぶりに再会を果たしたサキ先輩。
先輩は青年海外協力隊で理学療法士として、ガーナのOrthopedic Training Center(義肢装具リハビリセンター)という場所に派遣されている。
義肢装具って聞きなれない言葉だよね、、、
義肢は失われた体の部位を補う義足や義手などを指して、
装具は機能低下した部位を補うコルセット等を指すみたい。
大阪に住んでた時によく行ってた立ち飲み屋の常連さんが、義足を作る職人さんだったことを思い出したぞ。得一のみなさんは元気だろうか。。。
得一・土居店(谷町線太子橋今市駅・京阪だと土井駅)にはマジで行った方がいいよ!!!!メニューの豊富さとコスパにビビるよまじで!!!!そして何より店長がハイパー面白い。
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ではでは先輩の日々の活動を写真と共にお届けするぜー!
忙しい中職場を見せてくれた先輩、改めて感謝です!!!
入院患者さんたちにストレッチ指導。
私も一緒にやったけど、体硬すぎて終わった。
円になってストレッチやるなんて、部活を思い出すー!
入院している赤ちゃんの診察。ミルクあげたりする関係もあって、お母さんも一緒に入院そてるそう。
入院患者のほとんどはクラブフットと呼ばれる、先天的に足が曲がっている病気の患者がほとんどみたい。日本語だと先天性内反足(ないはんそく)っていうらしい。
併設の義足の工場へ
先輩はどこ行っても人気者。
幼稚園から小学校くらいの年齢の入院患者の子どもたちのリハビリ。
足がなくったて手がなくったてみんなめちゃくちゃエネルギッシュ!
新しく届いた車椅子の調整もする。
足りない部品をもらいに職人のところへ。
先輩独自に車椅子の寄付を日本の病院や企業に募り、見事に寄付が実現したそう。
別日には地元コミュニティの巡回診療に同行させてもらった。
この日は近くの病院に勤務するガーナ人の看護婦さんとも一緒だ。
このコミュニティの巡回診療は、先輩の言葉を借りると、
”最も日の当たらない人達”にリーチ出来ていないという疑問から始まったそう。
そもそも病院に行くのにはお金がいるし、日本もそうだけど、公的なセーフティネットにアクセスするにはある程度の教養も必要だよね。まず、助けてもらえる仕組みがあることすら知らない人たちっていうのが絶対に一定数いるし、自分の生活が普通って思っている人も少なからずはいるんじゃないだろうか。
そんな人たちが、地域に埋もれているのでは!?という疑問のもとに始めたコミュニティ巡回診療。最初は保守的な現地スタッフの反感も強く、半ば強引に開始。
するとやはり、日本では考えられないような現実を目の当足りにしたそう。
就学年齢にも関わらず、一日中地べたに、しかも家畜と一緒に座って過ごす子ども。
知的障害が原因でコミュニケーションが取れず、それが理由で殴られ続ける子ども。
日本であれば間違いなく虐待であるけれど、ガーナにはそれを受け入れる機関もサポートするシステムも整っていないのが現状。
そんな現実を目の当たりにして、「いったい自分には何ができるのだろうと」自問自答。葛藤の日々が続く。
だけれども、先輩が心に決めたこと、
それは、
ここ足を運ぶことをやめないこと。とにかく地道に、継続して活動をして、親の言葉に耳を傾ける。
根気強く活動を続けたことで、
コミュ二ティ内では歩けなかった子が歩けるようになったこと。
学校に行けなかった子が行けるようになったこと。
座れなかった子が座れるようになったこと。などなど。
先輩が施設の外に出なければ、埋もれていた命の輝きがいくつもあることを教えてもらった。
それから先輩は、巡回診療で見聞したものをセンター内で積極的に発表することで少しずつ少しずつ、活動の賛同者を得たそう。
ちょうど私が滞在していた最中に、活動した結果が実りつつあるような話を聞くことができた。
そしてついに!施設のディレクター、広報担当、外部コンサルからの後押しでコミュニティ巡回診療を正式に施設の事業として取り組むことが決まったことを、つい最近の先輩のFB投稿で知ることができた。つまり先輩が日本に帰国しても続けられるということ。
先輩と歩いてると、地域の人、職場の人にどれほど愛されているのか、どれほど信頼されているのかが手に取るようにわかる。
それは先輩が赴任して以来一貫して、
”地域密着”をモットーにしているからだ。
現地の人と同じものを食べて
現地の人と同じところに住んで
現地の人と同じ生活をする
言葉にするのは簡単だけれど、それをアフリカの田舎で実践することがいかに大変かは想像に難しくない。断水した時には頭にバケツ乗せて水を運んだ話も教えてくれた。
それも全て、自分の任期中にどれだけガーナの医療に貢献できるかという使命感と覚悟からくるものであることを感じた。
先輩と話す中で何度か出てきた、
「無駄なことをやってる、そんな時間は私にはない!」
っていう言葉がすごく印象的だった。
先輩はJKの時からなんか一人、全体を俯瞰するような、10代の女の子にはない何か特別な落ち着きがあったと思う。
毎度練習メニューに対してぶーたれていた大多数の部員(もちろん私も)とは違って、言われたことをきっちりと黙々とやるというのが先輩の印象。その、ブレないところというか、芯の強さがずーっと変わらない先輩の魅力なんだなと改めて思った。
ガーナの話、もっと気になる方々!先輩が寄稿してる記事があるから是非是非読んでほしい。
【世界中で活動する日本人が繋がり、伝え、共鳴する:W.W.J PROJECT】
【 PT・OT・STの働き方発見サイト:POST】
そして我らが!
【神奈川県】のホームページにも。
(住民票大阪に移しちゃったけどね!でももはやそれもないけどね!だって私は宇宙船地球号の仲間だもん!😊ありがとうございました。)
私の代の部活の同期も後輩も理学療法士になってるし、高校で運動部入ってる子の1割くらいは理学療法士になってるのでは?!もし進路について考えている高校生とかいたら、ぜひぜひ先輩の記事を紹介してほしい!!!