【スペイン巡礼2017/03】ついに巡礼スタート!
【スペイン巡礼】
2017/03/06-04/03
前回記事*
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03/05:スタート前日
巡礼者の朝は早く、目覚めた時にはもう何人かは既に出発していた。巡礼中は二日に一度は筋トレもしよう!と決めたので、とりあえずお尻と腹筋の筋トレをして、チェックアウトギリギリの8時にアルベルゲを出て、隣のバルに向かい、タクシーを呼んでもらうことにした。
カミーノの巡礼路、フランス人の道のスタート地点であるサンジャンピエドポー(フランス)へタクシーで向かう。明日歩くであろう道をタクシーで移動する。昨日の雪がまだ残っていた。到着した時、タクシーの運転手さんが連絡先をくれたのはひょっとして嫌味なのかなと捻くれた思いを抱えながら、カミーノの事務所に向かった。
迎えてくれた受付のムッシュはとても素敵な感じの人で、昨日の女性とは全然違う!とテンションが上がる。色々親切に教えてくれた。ついでに、巡礼者登録をした際にもらえる「クレデンシャル」と呼ばれる巡礼証明書のデザインもとっても可愛い。
表紙には巡礼のシンボルである帆立貝が書かれている。帆立貝がなぜシンボルなのかというと、ヤコブの亡骸が船で運ばれた際に船底にたくさんの帆立貝が付着していたからとか。
クレデンシャルは巡礼者であることを証明するいわばパスポートのようなもので、巡礼者専用宿の「アルベルゲ」に泊まる際には都度これを提示し、スタンプを押してもらう。
左上の皮のやつはAUMONIEREと言って、昔の巡礼者がコインを入れて持ち歩いていたんだという。今もフランスの田舎町でしか作っていないハンドメイドの小物らしく。。。ハンドメイドという言葉にめっぽう弱い私は40€も出して購入した。同じ値段で杖も買えたけど、俄然こっち笑 本当に可愛い!!!!これにお守りを入れて持ち運ぶことにしよう。
アルベルゲにチェックインすると明日から巡礼をスタートする仲間に会うことができた。特に韓国人が多くてびっくりした。韓国では巡礼した女性が書いた本がヒットしたことをきっかけに、カミーノはかなり知名度が高いらしい。
この冬初めて日本に旅行に行ったんだと興奮気味に話してくれたソンフン。それから、ネイティブ並みに英語のうまいスワン。仕事をやめて人生について考えているジンさん。
パソコンを持ってきてる私に、
「そんなん持ってきて、どうやって運ぶのさ!?」って。
だって溜まりに溜まったブログの更新したいんだもん!
「根性!」って答えたくて調べたら、根性は韓国語で「クンフン」というらしい。なんたまか響が似ていてびっくり。
大丈夫!the first day is the hardest dayだよ!パソコンの重さにもすぐに慣れるはず!
そんな風に楽しくおしゃべりをして、ワクワクしながら眠りについた。
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03/06:巡礼初日
雨や!!!!!
これはリュックごとかぶれるポンチョ!前日にアルベルケの近くのカミーノショップで購入。雨カバーだけだとリュックと背中の隙間に雨がはいってきちゃうんだと。良い買い物。宿であったソンフンにもおすすめしたら喜ばれた!
お店のムッシュはすごく良い人で、朝出発した時にのぞいたらもうお店にいて、「ブエン・カミーノ(良い巡礼を!)」と言って送り出してくれた。
山の天気は本当に変わりやすくて、
初日は基本的に雨だったけれど晴れ間がちょこちょこ見えたり。
雨ってテンションあがらないなーて思ってたけど、雨、好きだ!雨には雨の楽しみ方があるし、自然が喜ぶのを感じる。雨露のかかる緑はすごく美しいし、寒いなか、春を待つ新しい命が芽吹いていて、とても力強くて美しいなとおもった。