りょん日記

世界一周、はじめました!くう〜。の記憶を呼び覚ましつつ、日常のことも。

【最高級】ゲイシャコーヒーを飲みにちょっとそこまでパナマまで。

毎日コーヒーを飲まずにはいられない皆さん、

ごきげんようでございます。

洒落たカフェで味の好みを聞かれ、

知らんけどドヤ顔で

「酸味少なめで」

と言ってしまうそこのあなた。

柑橘系を思わせる爽やかなという説明書きに引っ張られ、脳内で🍊🍊🍊を並べて舌を寄せにいく、

そこのあなた。

 

ワシもだ。

 

今回は、コーヒー好きを自称しながらも5人家族の最後に入る湯船の水位ほど浅い知識しか持ちあわせていない私が最高級品質!幻の!と言われるくらいコーヒーホリックにはたまらないであろう、ゲイシャコーヒーを飲みにパナマのボケテという町に行った時の話を書こうと思う。

 

中南米の国、パナマ

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パナマの場所。日本からだとLA乗り換えで18時間ほど。

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面積としては北海道よりやや小さい75,517㎢で

人口は東京23区以外の東京の人口と同じくらいの約420万人!

という、日本と比べると小さな国。

 

 時はさかのぼること2017年、7月も終わりにさしかかるころ。

前日にコスタリカから国際バスでパナマへ入国。国境付近の宿で一泊した。

翌日に朝からまたバスに乗り、目的地であるボケテを目指していた私はバスの中でひどく憂鬱だった。

 

新参者には容赦なく「ボケて」と無茶ぶりをしてくる村民とうまくやっていけるのであろうか…一歩下がった奥ゆかしく繊細なジャパニーズBOKEは通用するのか…                     つづく

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ボケテの街に着くと爽やかなで澄んだ空気に迎えられ、一瞬でこの町が好きになった。

生い茂る草花。ボケまくる人々(もういいよね?)

 カラッとしていて心地よい風の吹くこの町に、一週間ほど滞在することにした。 

 

 

WHAT's ゲイシャ!?芸者なの?なんなの!??

町の中心からゲイシャコーヒーが飲めるというカフェルイーズに向かう。

坂道を歩くこと20分。お店の看板が見えてきた。

 

 

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グーグル先生にゲイシャコーヒーのことを聞くと、

幻の!伝説の!最高級の!

といった言葉がゲイシャを形容する言葉として出てくる。

日本人ならゲイシャから連想するであろう芸者は全く関係がなく、エチオピア南部のにある、ゲシャという地域の名前が由来となっている。

 

ゲイシャコーヒーは栽培が難しく収穫量も少ない農家泣かせな品種で、しばらく市場から姿を消していたそうなんだけど、パナマのとある農園ではコツコツと栽培を続けていて、2004年に開催されたコーヒーの国際品評会にて発表するやいなや、もうすごい衝撃を世界中のコーヒーのプロフェッショナルに与えたんだと!

その結果、競りでは例年のコーヒー豆の20倍ほどの高値を記録し、史上最高額を塗り替えた、伝説と呼ぶに相応しいのコーヒーなんだって。

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ほほう。

これが世界中のコーヒーのプロフェッショナルたちを唸らせたってやつか。

カップに敷かれたキッチンペーパーがやや気になるが、価値観の違いだろう。

 

ジャスミンのような芳醇で華やかな香りとレモンやミカンといった爽やかな酸味とのことだがその力いかに、、、

 

いざ、、、!

 

☕️🌼🍊🍋

🙄🙄🙄🙄

☕️🌼🍊🍋 

 

まだまだ修行が足りないようでした。

 

というわけでコーヒー修行のため、次の日にカフェルイーズのコーヒー農園ツアーに参加することにしました。

少人数狙いの午前中が当たって、参加者は私とフランス人の熟年カップル。

 ガイドはここで20年働くカルロスさん!グローバルに通ずるユーモアセンスをお持ちで私もカップルも大爆笑。外国語で外国人に笑いが取れるって本当すごい!

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パナマはコーヒーの自由取引が認められているから、小さな農園でもマーケティングによっては十分ビジネスをやっていけるという。

中には日本向けのみの特化した農場もあるとかで、日本人の大好きな”limited edition”を売りにしてるとか。

ガイドのカルロスさんが私の方を見てニヤリとした。

あらやだ奥さん!限定!今だけ!この言葉に弱いのよ。。。。

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コーヒー豆の成長過程

 

ボケテでは、20年ほど前にコーヒーの生産数が劇的に減った時期があったことを教わった。

かねてから、リタイアした欧米人のセカンドライフの場所として注目されていたそうなんだけど、international livingという雑誌に掲載されると多くの欧米人が押し寄せて土地の爆買いが始まったようだ。パナマの軽井沢や〜って比較おかしいけど、いいとこだもん、ボケテ。

コーヒー農園を手放してゴルフリゾートになった土地もあるそうだ。(勿体無い!)

おかげで土地の価格が高騰。地元のパナマ人ですら家が建てられないという事態に。

 

そんなことがあって、コーヒー農園の数が減ってしまったのだけど、

ボケテはコーヒー栽培にはとても条件がいいことは変わらないわけで、粘り強くビジネスをし続けた一つが、このルイーズコーヒーなんだという。

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ホームスタイにきたアジア人学生みたいな写真

コーヒーの木の周りにはオレンジやバナナの木も植えられている。それらはシェイドツリーとも呼ばれ、コーヒーを日差しから守り、害虫を食べてくれる鳥の宿り木となり、深くはった根は大雨の際に地盤を守る。できる限り自然の生態系を守りながら農作物を育てるこの方法はアグリフォレストリーと呼ばれているんだって。そーゆーの素敵だわ。

 

ツアーの最後は浅煎り・中煎り・深煎りの飲み比べをさせてもらった。

豆の種類による味の幅よりも、煎り方による味の幅の方が大きいんだってさ!

コーヒーの美味しさとはなんぞや!?豆の違いとかよくわからんしって人は好みの煎り方を見つけてみるのがコーヒー通への近道かも。

 

ということで、新年度もコーヒーと共に頑張っていきましょう!

お読みいただきありがとうございます!❤️

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